気の紛らせ

 

虚無だ

 

5分レンジにかけて3分蒸らすインスタントのうなめしを調理している途中

 

一昨日の晩の大雨で工場から重油が大量に漏れて実家のある隣の町が油まみれになり水かさも減らない現状だという(油が有明海などへ流れ込まないように町内で堰き止めているのだと思う)

 

被害の全容はまだ分かっていない

 

消防車のサイレンが昨日からずっと鳴っている、ただ単に全てに気が向かない

 

バケツをひっくり返したようなと比喩される降水、本当にこの地面ごとひっくり返して水気を9割くらい落としたい

 

 

今日会う予定だった、報道関係の職に就いている人は急遽仕事になった

みんなが出ちゃ行けない時に、出ないといけない仕事やからな 

と言っていた

 

陰鬱を紛らわしたくて本を読む

目論見は途中まではうまくいく

単語力が追いついていない難易度の英語の長文を読んでいるときのように、内容は頭に入ってこない、只文字を追う運動

 

普段そのような癖はないのに、貧乏ゆすりが止まらない

最近飼い始めた生後2ヶ月の子猫が小刻みに揺れる足にまとわりつく

爪が伸びていて痛い

 

 

行動に意味を持たせると動きにくくなる

ブログの更新通知を出すのがなんとなく気が乗らなくて

たとえ誰にも読んでもらえてなくてもこうやって文にして鬱屈を吐き出せば幾分かは楽になることが分かった

絵を描くよりもダイレクトだ

 

 

友達が大学院の試験に合格したという連絡を受けた

確実に、このクソみたいな現実に刺した閃光だった

あのニュースでみた、鈍い虹色にてらてらと輝く重油の浮いた泥水にまみれる世界を切り開く希望

信じれる希望だと思った

 

 

インスタントでもうなぎは美味い