2019/08/31
朝8時から父親の小学校からの友人の家の瓦礫の片付けに出ていた
泥水に浸かった食器類を外のホースで洗う
壮大なままごとのようだった
5歳くらいの頃、祖母の家の庭で壊れた鍋だとか割れた茶碗だとかを台の上に置き、ままごとをしていた その記憶とリンクする
透明な衣装ケースの引き出しにホースで水を溜めシンクにする
スポンジで洗い、中の水が汚れたらガバッとひっくり返し、軒先の道に流す
懐かしさを感じた
こういう泥遊び、やったな
玄関先にはあの雨の日に満ちた泥水に埋もれたのだろう、カラカラに乾いた全体が茶白く染まった葉を持つ鉢があった
呼吸ができないのが可哀想で、拭いた
28の早朝に浸かったのだから、丸3日間気孔が塞がれていたのだろう
泥水は、本当にぬかりなくすべてを襲っていて醜悪だと思う
家の中に土足で入った
畳がすべて取り払われていて、床の骨組みが見えた
室内と外の中庸
ソファとテレビのある立派な秘密基地のような建物
手伝いのためにきていた人達は私と母を合わせて10人以上いた
今日一日明るく笑っていた奥さんが、昼食の時に干潮時間に二階へ続く階段から撮った家の写真を見せてくれた
不思議の国のアリスの世界
水がほんのそこまで来てる 嘘みたいな夢の世界
同じ時間に撮った窓の外の写メを見せてくれた
奥さんのと私の3つ上のお兄さんの分の車の屋根がかろうじて見える水かさ
車が二台ダメになって、十数年住んできた家の一階が首の高さまで浸かって、モノが浮いて、いきなり大掃除(かわいいものではないが)することになって
何をしたらいいのかわからなくて泣いちゃった と話していた
当たり前だけど、悲しいのだ、当たり前だ
笑うしかないと言っていた
普通の顔ができない、微笑みが生まれない
心が揺さぶられているから
泣くか大げさに笑うかしかできない、何か感情を外に出すことで何とか平静を保っている状態なのだと悟った
写真を見てそうなった
異臭が酷くて昨晩は眠れなかったそうだ、今日は一家揃って実家に泊まらせてもらうと言っていた
午後3時になって、家に帰ってきた
足腰の疲れがすごい
何遍もどっかの誰かの口から聞いた、帰ってこれる家があるのはありがたい という言葉をまさか自分がブログに書くことになるとは思っていなかった
ソファでうたた寝していた
夢を見た
フライドポテトを食べていた
じゃんけんに勝った
久しぶりに夢の内容を覚えていたので夢占いをしたら、いい意味だった
近頃の出来事を振り返るととことん運勢が悪そうなのを感じていた昨日だったけど、この夢にいくらか安心した
自分はポジティブだとか、今うまくいってなかったとしてもなんやかんや幸せになるだとか、そういう根拠のない自信というかどうせなんとかなるだろと漠然と思ってる節がある
その根拠のないポジティブで生きてきたようなところがあって、悪いことが起きる度にそういう性分で助かったと思っている
8月の最後の日、秋を微かに感じた日