2019/10/20

 

眼鏡をかけていることが日常化してきた

理想は身一つでいることなのに纏う必要のあるものが増えていく

 

楽しいことは多いが体調が良くはない

体調は良くはないことが多い

 

最近は珍しく本を何冊も買っているが、大体は目を通せているので良い

積読していたものにも手を伸ばせていて良い

 

 

着たくない服が多くあるというか、今着たい服をあまり持っていないので毎日大体同じような服になる

これまでよく通っていた服屋の服が魅力的に見えなくなってきた

趣味が移り変わっているのが分かる

こういうことは良くある

こういう気持ちを歌った曲あったね、なんだっけ

アクアタイムズっぽいな

えーと

 

流しているスピッツが邪魔して思い出すための思考が通れない

 

スピッツを止めた

 

思い出した

"好きだった歌が響かなくなったな、誰のせいでもない 僕のせいでもないんだろう"

というフレーズだ

ガリレオガリレイの夏空だった

アクアタイムズじゃなかった。笑

 

 

移り変わるのは誰のせいでもないんだなあ

このフレーズに救われてきたなあ

 

この曲を聴くと高校時代を思い出す

高2の体育祭の時期を思い出す

あの朝の国道へ繋がる急な坂道に入る前の朝露の溜まる長くて青い草が、自転車で駆ける私の腕をくすぐっていた

 

そのときにこの曲が流れていた

ウォークマンか、もしくは脳内で

 

綺麗な曲

 

高2の体育祭の時期は私の中でとても綺麗な思い出として残っている

すごく幸せだったな、鮮やかな水色、半透明の夏の色

 

5年前だということに驚く

17の誕生日にCDを貰った

あのアルバムは捨ててしまったけど、自分のために選んでもらった12,3の音楽を覚えていたらよかったなって少し思う

思い出せる数曲でプレイリストを作るのは何か癪で、やってはいない

 

あの頃聴いていた音楽は変わらずに残っていて、色褪せない

 

美化は救い

 

してもらったことは覚えているのにやったことは本当に覚えていない

昨日も、昔言った酷い言葉をすっかり忘れていたことを思い知った

 

傷ついた記憶はしっかりあるのに傷つけた記憶は忘れていることを思うと、美化は一概に救いであるともいえないね

 

 

夏空の入っているアルバムを流している

ガリレオガリレイはこんなに歌詞と声が綺麗だってこれまで気がつかなかった